インド旅行記5 〜ガンジス河は全てを飲み込む〜
3/18(Wed) 14:30
ほぼ予定通り列車はヴァラナシ駅へ到着。
人が多い。そして生活レベルが今までの町より下がっている印象。良い感じで臭い。
とりあえず、明日は飛行機でデリーへ戻るという弾丸トラベルなので、案内状で空港までの時間とオートリキシャーの適正価格を聞く。"May I help you?"とか書いてあるくせに、オッサンは異常ににぶっきらぼうで、英語もモソモソしてて良くわかんない。
大丈夫だ。まだ僕には「はぁ?」とか思いつつ、笑顔で「Thank you!」するくらいの余裕はある。
そのとき、後ろで「日本人ですかー?」との声が。
デリーを出てからは、マジメに日本人と会ったのはここが最初だった。
33のネーチャンで、既に宿も決まっているらしい。オートリキシャーが割り勘出来るので、ガンガー(ガンジス河)まで相乗りすることにした。
特定の宿までしか連れて行かない!とかいう、超うざいコミッション狙いのリキシャワーラー(ドライバーのこと)と格闘しつつ、「これは友情の証だ」とかいって、得体の知れない睡眠薬入りの?菓子を出してくれるおっさんを越えてガンガー近くの交差点まで。
臭い。牛が過去最大級にいる。道が狭いから、牛がいると通れねーんだよ。
ウンコもEverywhereにある。つか、ウンコ掴んだ少年に追いかけられたぜー!
現地で、日本人が出入りするというフレンズゲストハウスへ。
部屋が開いていなかったので、一泊Rs.80(160円)のドミーに決める。
入るとそこには、下痢で力尽きた人と、沈没した人が。。。合掌。
時間の無い僕は、火葬場でもあるガートへ向かう。ガートってのは、階段状のエリアのこと。水位の増減があっても沐浴出来るように階段状になってる。
丁度、遺体を3体ほど焼いているところだった。子供と行き倒れの人は焼けないらしく、石をくくってガンガーに沈める。
生々しい火葬の煙のせいか、僕は涙が止まらなかったです。
近くにはホスピスがある。皆ガンガーを目指すそうな。死に場所ってやつですか。
その後は、ガンガーへボートでこぎ出し、夜のお祈りを見る。
毎日、決まった時間に、只ひたすらに祈る。
何に?
モチベーションは?
生きてる、からでしょうかね。
ちょっと調子づいてますかね。すみません。
夜、タンドゥーリチキンを食べて寝る。うん、食欲健在。
・・・僕はなんだかんだいって観光客だった。ちと自己嫌悪ですかね。
翌日、ガンガーの夜明けと、バタフライへ続く。