キリマンジャロ登山記2 〜I'm exhausted〜
旅行3日目。
今日から、キリマンジャロに登り始める。
Springlandホテル(1000m)にて水3リットルを購入し、朝7時に出発。
一気に標高1850mのマラングゲートへ。
イギリス人3guysのパーティーと、
ドイツ人2人組。僕はこっちのパーティーと登る。
男性は、シュテファン。元ドイツ軍兵士で、今はトライアスロン選手として悠々自適な生活を送っているそう。離婚して7歳になる娘がいるってさ。
女性は、サンドラ。ソーシャルワーカーとして、ベルリンで働いているそうな。独身。ステファンの息の合うパートナーだそうな。
それ以上は聞きません。ま、海外にはよくある関係だと思うので。
サンドラは盛んに僕に言う。「あなた、そんなに小さな荷物で大丈夫なの?本気なの?準備不足なんじゃないの?」
出発して最初のハットまで熱帯雨林をひたすら歩く。
で、写真。少ないのですが、この日の僕は最悪の状態で、全く余裕がなかったから。
全身の筋肉がつって一歩踏み出すことも困難。
脱水症状。
頭痛。
嘔吐。
もう死ぬかと思った。
予定より1時間遅れてマンダラハット(2729m)に到着。
またサンドラが僕に言う。
「明日は今日よりハードよ。あなた、今の体調じゃ、、、降りるか続けるか決断しないとだめよ。」
僕は、必死こいて水分を取りまくる。
ダイアモックスを飲んで睡眠時の呼吸中枢への刺激を高める。
Springlandホテルで食べ過ぎた脂っこい食べ物を胃から全て流し去る。
代わりに消化の良い食事を、食欲がないにも関わらず適量胃に入れる。
吐き気がスゴイが、疲労物質を追い出すために深呼吸しながらストレッチをする。
そして十分な睡眠をとる。
明日朝起きて、調子が悪かったら、今回の旅は終了。
絶対治す。
そして、夜が明けた。
登山2日目(マンダラハット→ホロンボハット)に続く。
http://d.hatena.ne.jp/kthrtty/20100417/1271522930